店頭買取にて加藤卓男の酒杯を買取いたしました

査定ポイント

岐阜県多治見市出身の人間国宝であり陶磁器研究においても多大な功績を残した加藤卓男の黒織部酒杯を店頭買取にてご売却いただきました。
酒杯は茶碗などと比べると査定額は下がりますが、実用も兼ねて集められている方も多く、他の小振りな作品よりしっかりとお値段がつけられるお品物です。
今回のお持込みいただいたお品物は人間国宝認定前の作品ではありますが、人気の高い黒織部の技法で、本体も共箱も状態が良いため、高価買取させていただきました。

加藤卓男　略歴

1917年　五代加藤幸兵衛の長男として岐阜県多治見市に生まれる
1935年　岐阜県多治見工業学校（岐阜県立多治見工業高等学校）卒業
1961年　フィンランド工芸美術学校修了
1980年　宮内庁より正倉院三彩の復元制作を委嘱される
1983年　岐阜県重要無形文化財に認定
1988年　紫綬褒章を受章
1995年　「三彩」の重要無形文化財保持者（人間国宝）に認定
2005年　逝去